2005年「深い衝撃」12分+メイキング7分

2005年「深い衝撃」「深い衝撃メイキング」完成 
(メイキングは一番下にあります)

吉村文庫がアジアの巨星シンシア・ラスターとタッグを組んで製作したアクションムービー
シンシア・ラスターはアジア、特にフィリピンやタイで絶大な人気を誇り
街を歩くと人垣ができるほどの有名人。
アジアのアクションスターといえば千葉真一とシンシア・ラスターと呼ばれるほど
海外では超有名なのです。
特撮マニアの方には「超電子バイオマン」のファラキャットと
言った方が早いかもしれません

テレビの取材で2004年映画「キューティーハニー」のアクション監督をしていたシンシアと
知り合うきっかけがあり
その翌年、地元福岡で「深い衝撃」に協力して頂くことになりました。

たまたまなのですが
シンシア・ラスターのアクション女優生活20周年にあたり、また
吉村文庫の自主制作ビデオ第20作目にあたる作品です。
この作品はワイヤーを使わない、早回しもしないという本格アクション作品で
アクション全体を監督したシンシアの実力が噴出しています。

〇スーパー変形ロボットについて



「深い衝撃」に登場する変形人型ロボットその名はウェンディ
吉村文庫のデザイン、その画です
昔のロボットアニメに似ているのはわざとです(笑)

そして敵ロボットの名前はウルフ

下はゆう~☆氏のデザインのウルフ

ほとんどCG上でデザインしているため
紙の上の絵はこれだけなんだそうな(!)

ところで
発射したミサイルの一つにちょっと細工していますw
わかる人にはわかるマクロスファンである私の細工です。
BD解説書による作品の経緯

2004KBC「ドォーモ」内の企画「庵野秀明が萬田美子をハニーにする」という、もともとプロモーションなどの仕事で顔馴染みだった庵野秀明さんとの企画が発端。この企画は、映画「キューティー
ハニー」のキャンペーンで庵野さんが福岡に来たとき、主演の佐藤江梨子しか着たことがない本物のハニー衣装を持ってきてもらって、映画に出演したアクションチームを使って、アクション監督のシンシアラスターさんに指導してもらって、庵野さんに深夜0時から監督をしてもらって、福岡でショートムービーを撮ってもらう・・・という無茶な企画が実現しました!(これを見たい人はKBC「ドォーモ」に再放送希望のメールをしよう)

この時、なんと映画のアクション監督シンシアラスターさんが福岡に住んでいた!しかも私の自宅から車で5分のところに住んでいた!ということが発覚。
この年に改めてシンシアさんに「アクション映画を作りたい」と携帯電話でいきなり伝えたところ、その場で即快諾。予算や時間の都合でワイヤーなどが使用できなかったが映像の早回しをしない生のアクション作品が誕生しました。

生き別れの姉弟が月と地球でばらばらになり、敵味方になった2人が再会して…というストーリーがあるにはあるが、特に気にせずひたすらアクションを楽しんでもらう作品です。

画面が急に昼になったり夜になったりするのは最後のオチに起因しています。
作品を見てもおそらく分からないと思うので書いておきますが、
この作品の舞台はホリゾントに投影している、いわゆる”書き割り”の世界なのです。

昼の場面はホリゾントを背にしたとき。
夜に見える場面はそのホリゾントの逆側の風景なのです。
作品の最後に小さなステージの巨大なホリゾントの前で
しかも照明を立てている状態で戦っているのがわかるという仕組みになっています。

アクションの途中、照明が暗闇に並んでいるのが見えるのは、つまりホリゾントとは逆側
という意味なのです。
ここで言っている意味がわかりますか?
つまりこの作品のどの場面も昼と夜が混在する小さなステージの上なのです。
(夜にみえるのは月面の宇宙空間です。昼の画面はホリゾントです)

主人公のタケシは月面にあるステージを渡り歩いて姉をさがしているのです。
あまりにもめんどくさい設定なので全て説明を割愛したら、
単純なアクションものになってしまったということですww。

さて、アクションですが多種多様です。
①素手の生の格闘②棒術の格闘③足技の格闘(女子高生風のパンチラが目立ちますが
もちろん白の水着です。側面にフリルみたいなものがついているので水着というのは
はっきりわかるのですw)④海へのダイブ(仮面ライダーなどでもお馴染み。格闘では絶対に
必要ですね)⑤多人数格闘(定番ですね)⑥爆破がらみ⑦剣を使ったアクション⑧型を決めない
マジ格闘・・もうシンシアラスターさんのアクション監督ブリが堪能できます。
もラストの剣と格闘はシンシアさん自身、数年ぶりの復活記念アクションということで、
かなり気合が入っています。ラストの顔が物語っていますよね。
まさに裏話になりますが、
この作品のアクションはなにがすごいかと言うと
「何も壊していない」ところです。
普通のアクションは物が壊れることでその威力を見せるですが、
この作品ではCGで蝶を切った以外は何も壊していないのです。
それをわかって見るとシンシアラスターさんのアクション演出がいかに
素晴らしいかと言うのがよくわかると思います。

それが分かった上でメイキングをご覧ください
下にあります。約7分です。